• 開業を経験された司法書士様の
    体験談をご紹介いたします。


  • 田中 直己 様
  • 『 田中直己.司法書士事務所 』
  • ■開業地:長野県佐久市
    ■合格年度:平成22年 ■開業年度:平成23年
  • サラリーマンから一念発起して司法書士の道へ。
    日々の苦労は明日への糧に現在司法書士道邁進中!
  • 事務所名の由来はなんですか。
  • 自分の名前の画数が20画で運勢的には最悪なので、名前の後ろに「.」をつけてみました。(気休め程度 笑)
     
  • 開業地を選んだ理由はありますか。
  • 当初から地元以外の開業は考えられませんでした。自分の育った町なので多少の人脈もありましたので。
     
  • 開業に込めた思いや工夫があれば教えてください。
  • 開業するにあたってはまずは万全な体制を作ることだと思います。揃えられるものは全て揃えておくこと、例えば備品関係や業務支援ソフト等、あと仕事と密接に関連する業者や人との人脈作りについても開業前にすでに構築していることも重要だと思います。工夫したかなと思うことは、私の場合は40人くらいを集めて開業お披露目パーティー? みたいなものを主催しました。父親が不動産業を営んでいるのもあり、開業前に関係取引先との顔をつなぐことができたのでその後が楽になったと思います。
  • 開業時の予算はどのくらいでしたか。予算内に収まりましたか。
    ※実際はどのあたりが予想外でしたでしょうか。
  • 予算は250万円(内200万円借入)でした。そのなかでも、開業お披露目パーティーに30万円くらいかかってしまったことは想定外でした。
  • 開業後は順調でしたか。何か転機はありましたか。
  • 受験中は外の世界を断ち切っていたので、開業とともに世界が広がりました。ただ始めた1年目は資金繰りが結構苦労しました。
  • 司法書士を目指した目的、あるいはきっかけを教えてください。
  • 家業が不動産業を営んでおります。25歳まで平凡なサラリーマンの生活を送っておりました、もう少し一生懸命に働いておればよかったのですが、私には家業があるという後ろ盾に甘んじて、仕事に真剣に取り組んだことがありませんでした。そして当時勤めていた会社が倒産寸前になり、実家の家業を継ぐために戻りました。まじめに頑張ろうと思ってはいたのですが、そこで自分の無知を知り、情けなく思い、逃げ出してしまいました。その後フリーターで紆余曲折しながら、資格でも取ろうかと考えてたら司法書士の資格について知り、おそらく私の学力であれば数年かかってギリギリとれるのではないかと一念発起、人生一発逆転を狙うべく司法書士の資格を目指し、無事合格いたしました。
  • 開業時の苦労談、または失敗談はありますか。
  • いまだに認定考査に受かってないので、業務の幅を広げるためにも早く受かりたいです。
     
  • どうしてシステムの導入を決めたのですか。また導入して良かったことは何ですか。
  • 開業時には仕事として接する人達は初めてです。その中では絶対に失敗できないと考えるのはもちろんですが、一度のミスで今後継続していくかもしれないお客様とのご縁がなくなる事もあります。今でもミスをすることは度々ありますが、法務局で補正で済むくらいな軽微なものです。そこで万全な体制を保持してミスをしないようにやるためにはシステムを入れておくことで大きなミスは防げるだろうというところから導入を決めました。ずぼらな性格の私ですが、おかげで大きなミスはしておりませんし、事件の管理、会計管理といった部分もとても役に立っています。
  • これから開業する後輩司法書士へのメッセージがあればお願いします。
  • 合格後始めにどっかの事務所で修行してからと考えている人も多いかもしれませんが、私としてはすぐにでも開業することをお勧めします。いろんな案件に突然ぶつかり、戸惑いながらも自分の身に着けてきた能力で乗り越えていくことで、大きく成長していくのだろうと思います。これから開業を考えているみなさま、私の稚拙な体験談ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いかと思います。


Page Top↑