• 開業を経験された司法書士様の
    体験談をご紹介いたします。


  • 上羽 崇之・芙美子 様
  • 『 新風リーガルサービス 』
  • ■開業地:京都市 ■合格年度:平成18年(崇之様)/平成19年(芙美子様) ■開業年度:平成26年3月
    ■ホームページ:http://www.shinpuls.com/
  • 今までの「司法書士」の枠や概念にとらわれず、
    様々な「リーガルサービス」を提供します!
  • 司法書士を目指したきっかけを教えて下さい。
  • 崇之先生:父が司法書士だったこともあり、大学卒業後に「勉強してみようかな?」と思って目指しました。目指す前は「登記」も知らないくらいでした。
  • 芙美子先生:私も大学が法学部だったこともあり「法律関係の仕事に就きたい」と思い、大学卒業後に司法書士を目指して勉強を始めました。私達は、司法書士を目指す前からの付き合いで、たまたま偶然にも、二人とも司法書士を目指した…という感じです。
  • 崇之先生が18年合格、芙美子先生が19年合格で、1年違いの合格ですが、
    芙美子先生合格までの1年間はいかがでしたか?
  • 崇之先生:合格の電話をしたときに、「一番喜んでくれるだろう」と思っていたら、「泣きながら電話を切られる」、という想定外の対応をされた…という記憶があります。
  • 芙美子先生:私の方が先に勉強を始めたのに、崇之が先に合格しちゃったので、素直に喜べないというか…。一番私に喜んで欲しかったと思うんですが、「逆切れされてる?」くらいの状況になって、つらかったと思います。喧嘩もしましたね。
  • 崇之先生:なかなか遊びに誘うこともできませんしね。芙美子の合格を聞いたときは、泣きそうになった記憶があります。
  • ご実家の事務所から独立して事務所を構えるきっかけはあったのですか?
  • 崇之先生:僕達が合格して研修を受けていく中で、成年後見や財産管理など、自分達が取り組める業務がとても広く、登記以外の業務もあるんだということを知りました。自分達の事務所で登記以外の新しいことにも積極的にやっていきたいと思い、事務所を立ち上げました。
  • 開業地を決めたきっかけは?
  • 崇之先生:お客様のアクセスがいいところに事務所を構えたいという考えがあり、京都の中でもアクセスのいい、四条烏丸を選択しました。でも、もし、今、もう一度開業地を選べるとしたら、今の場所ではなくあえて司法書士の先生方が少ない地域を選ぶかもしれません。
  • 開業予算はどれくらいでしたか?予算におさまりましたか?
  • 崇之先生:事務所を借りて、内装整えて、コピー、電話、デスクや備品、開業から業務ソフトの導入も考えていて、見積を取っていくと大体300万くらいかな?と想定していました。意外とビジネスフォンが高く、実際はもう少しかかりました。
  • 芙美子先生:高すぎて、家庭用電話にしようかと思ったくらいです(笑)
     
  • 事務所名の由来を教えて下さい
  • 崇之先生:実家の事務所が「上羽」を使ってるので、事務所名つけたいなと思っていて。2人でかなり考えました。言葉を調べていたら、「新風」ってのが「新しいやり方や考え方」というような意味があって、自分達にあってるなと思って付けました。
  • 開業後に工夫されている事はありますか?
  • 芙美子先生:事務所報を毎月、お客様にお送りしています。事務所報がお客様を連れてきてくれるわけではないですが、お客様が私達のことを覚えていてくださるツールとなってくれていることを最近実感しています。
  • 登記システムの導入をしない選択肢もあったと思いますが、システム導入に踏み切ったきっかけを教えて下さい。
  • 崇之先生:登記システムを導入することは初めから決めていました。システムがないと「管理」が大変です。実家の事務所で登記はシステムで、役員任期管理はExcelでというような使い方をしていました。管理の大変さは知っていたので、システムは必須と考えていました。途中からの導入を考えた場合、今までの管理形式から移行することが大変なので、はじめから導入してよかったです。
  • 芙美子先生:システムのおかげで、事務処理はかなり効率的に早くできていると思います。任期管理も年賀状の送付先も、事務所報の宛先や送付履歴、完了書類をPDFにして保存するのもすべて一元管理できますので、システムは必要と感じてます。
  • リーガルのシステムを選択するにあたり、不安はありませんでしたか?
  • 崇之先生:リーガルのデモをみて「これがいい」と思いました。登記システムの“権”だけでなく、財産管理や成年後見のソフトもありましたし、リーガルカルテがさらに効いてました。「新しい業務をよく、研究しているな」と思いました。
  • 芙美子先生:私もリーガルのソフトで迷いがなかったです。自分たちの方向性とリーガルのソフトがばっちりあってると思って、気持ちがぶれることは一切なかったです。
  • システム導入して特にメリットを感じた部分はどこですか?
  • 崇之先生:後見はシステムないと無理ですね。就任時が一番大変ですが、その後はどんどん楽になります。以前、システムなしでやってた時は、報告前が一番バタバタしてましたけど、今はそれがないので、システム入れて良かったなって思います。
  • 芙美子先生:一目見て、前月、1年の収支状況が一瞬でわかりますし、集計とか全部やってくれるので報告も簡単です。本当に後見はシステムないと無理ですね。今更電卓を使って計算はできないです。
  • これから開業する司法書士の先生方へメッセージをお願いします。
  • 司法書士という概念に囚われず、上手に司法書士であることを使って欲しいです。司法書士というだけで、仕事ができるわけではありません。ライバルは士業と言われている人達だけではなく、信託銀行なども我々と近い仕事をどんどんしています。危機感を持ちながら、知識と経験を生かして仕事をして欲しいと思います。


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