- 『お客様の期待に応える
弁護士のスキル』とは。
- お客様は「スペシャリスト」を
求めている!
- 田中 満 様
- 『 すまいる法律事務所 』
- ■所在地:大阪府大阪市 ■修習期:55期 ■開業年度:平成18年
■ ホームページ:http://smilelawoffice.com/
■取材日:平成27年5月
- ―― 大阪市の中心部をご開業地に選ばれた理由を教えてください。
- 地元で開業すれば、身近な人とのつながりで無難に一定の仕事はできるだろうという思いもありました。ただ、将来的な夢を見据えるとやはり大阪市内の中心部に事務所を設けるべきだとの考えに至りこの場所を選択しました。
- ―― どのような事務所像(夢)をおもちですか。
- それぞれの分野の専門家がいる総合病院を目指しています。お医者さんであればそのような総合病院はたくさんありますが、弁護士の業界は必ずしもそうではないのが現状だと思います。
弁護士の場合、人のつながりなどから仕事の依頼がくることが多いため、依頼内容は様々です。そのため、どうしてもジェネラリストたることを求められる場合が多くなります。
一方で、依頼者・相談者の声を聞くと、例えば「離婚」で悩んでいる人なら「離婚の専門家の先生」に、「交通事故」なら「交通事故の専門家」にお願いしたい。「専門家を紹介してほしい」とよく言われます。そう言われたときに、大阪でそのような専門家がいるかというと「離婚」や「交通事故」などを、比較的たくさんこなしている弁護士はある程度いますが、「専門家」といえる弁護士はなかなかいないのが実状だと思います。
お客様が真に求めているのが「専門家」であるのなら、その集団としての総合病院的な事務所をつくり、様々な顧客ニーズに対応したいというのが夢です。
- ―― ホームページ上でも「専門性を高めるため5つの専門分野の相談だけを
うけています」というある意味、非常に思い切った告知をされていますね。
- 専門家集団を目指すと言っても、どのような案件がくるか分からない従来型の人づての集客方法が主体では、結局、お客様の真に求めるサービスと弁護士のスキルがマッチしません。
そこで、これを回避するために、ホームページやラジオなどの各種の媒体を通じて「自分たちが専門とする分野で困っている人」に向けて積極的に情報発信をしています。真の顧客満足を得るためには、まず積極的に顧客ニーズと弁護士が提供できる専門分野のマッチングをはかることが重要と考えています。
ここで、先の開業地の話にもどると、そのようなサービス提供ができる総合病院をつくるのにどこが適しているかと考えると、やはり地方や郊外型の事務所よりは大阪市内の中心部の方が良いとの結論に至ったわけです。
- ―― 顧客対応で日常的に気を配っている点はありますか。
- お客様とのやり取りでは、法律の専門家として当然、法律要件が整っているかという部分を中心に聞き取りをしていくんですが、お客様はそこだけを話したい訳ではなく、むしろ自分の心の中に抱えていること、伝えたいことをたくさん持っています。そういった時には、できるだけそれらを遮らずにじっくりと聴くようにしています。そこまでしなければ、本当の意味での信頼関係も得られないと考えています。そこが十分でなければ、事務所名にも冠している、お客様を「すまいる」にさせるサービスは提供できないと考えています。
- ―― “護”の導入動機と現在のご活用状況について教えてください。
- 自分が整理・整頓が苦手だという認識が強くて、“護”の導入前にすでに、御社の勤務弁護士向けソフト「楽々・案件管理」を使っていました。事件や顧客・会計・スケジュール管理など、システムなしで普通にやるとバラバラになりそうな部分が、“護”があると自然と矯正され、事件を核として収まるべき場所にキチンと整理・整頓ができるのが一番ですね。もう空気のような、あって当然の状況になっているので取り立ててどこが、と言われると逆にもう“護”がない状態の想像がつかないという答えになりますね。
今の執務スタイルが、それぞれの資格者が専門分野を抱えかなりの部分の業務を自分自身でこなす方向なので、所員間の連携面よりはむしろ自身の業務整理面での“護”の活用ウェイトが大きいと思います。
あと、最近ではスマホのクラウドスケジュールもよく活用しています。
それと、“護”を広く知ってもらいたいのなら、「楽々・案件管理」を無料で使ってもらうとか、まずはこういったシステムの便利さを手軽に実感してもらうのが一番だと思いますよ。
- ―― 顧客サービス面で“護”をご活用いただいている部分はありますか。
- やはり履歴メモが中心ですね。電話等のやりとりを行ったあとは必ず履歴メモに残しているので、以前のやりとりなどは事件単位ですぐに把握できて便利ですね。あと、不在時の電話連絡(報告)を中心に伝言管理機能も活用しています。
-
(最後に取材者から)
“護”の拡販にまでアドバイスいただきありがとうございます。いただいたアドバイスは真剣に検討してみます。
着々と夢を実現され、所員様がさらに増員されましたら、ぜひ所員間の伝言・作業連携面でも“護”をご活用いただき、ご感想・ご要望などいただけましたら幸いです。
本日はありがとうございました。
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